聴診器は、数千円の安価なものから数万円の高価なものまで種類が豊富です。
「どれを選べばいいか迷ってしまう…」という方も多いでしょう。
今回は、理学療法士(PT)の現場で実際に役立つ、おすすめの聴診器を詳しくご紹介します。
理学療法士(PT)におすすめの聴診器
ここでは、私が特にオススメする2つの聴診器をご紹介します。
Littmann Classic III(リットマン クラシックIII)
リットマンの『Classic III』が一番おすすめです。
多くの理学療法士に選ばれているだけあって、すごく良い聴診器だと思います。
呼吸理学療法をするうえで聴診器の性能は大切です。
『Classic III』は、聴診器の性能は申し分なく、聴き取りやすいです。
理学療法士は、呼吸器系の疾患を持っている方に対して、肺の音を聴くために聴診器を使うことがありますよね。
痰(たん)が肺のどの部分にたまっているか把握して痰を吐かせる姿勢を取らせたり、心音や嚥下音を聴いたりと聴診器を使う場面は多いです。
この聴診器は聴こえやすいので、背臥位で背中から呼吸音を聴くときにも使うことができます。
血圧を測るだけならば、安い聴診器でも大丈夫かもしれませんが、やはり呼吸器系の音はしっかりとした聴診器で聴きたいものです。
- 成人用と小児用ダイアフラムを両面に搭載し、これ一器で幅広い患者様の診察が可能
- 「サスペンデッド・ダイアフラム」搭載で、押す強さで高音・低音を連続的に聴診可能
- 背臥位・座位どちらでも呼吸音が聴きやすい
- 耐久性・軽量設計で長時間使用しても疲れにくい
ライトウェイト Ⅱ S.E. (リットマン)
2番目におすすめの聴診器は、リットマンの『ライトウェイト Ⅱ S.E. 』です。
『ライトウェイト Ⅱ S.E.』は、チェストピースに「ダイアフラム(膜)」と「ベル部」を持つダブル式です。
こちらは呼吸理学療法をするうえでは、聴き取りやすさの点でものたりなさを感じます。
もし頻繁に精密な聴診をするなら上位モデル(Classic III)を検討しましょう。
- ダブル式(ダイアフラム+ベル)で高音・低音を聴き分け可能
- 呼吸音の聴き取りはClassic IIIより劣る
聴診器とともにあると便利な聴診器ケース
せっかく良い聴診器を選ぶなら、保管方法にも気を配りましょう。
高性能な聴診器を日常的に使う理学療法士(PT)にとって、保護用ケースは意外と侮れないアイテムです。
例えば、高品質なケースには次のようなメリットがあります
- 持ち運び時や訪問リハビリ中に衝撃・塵やほこりから聴診器を守る。
- 小物(ペンライト、替えイヤーチップ、メモ帳など)を一緒に収納でき、準備がスムーズ。
- 見た目も整い、医療現場での印象も良くなります。
こちらの商品はリットマンのリットマン聴診器のすべてのモデルに適合しています↓
まとめ
理学療法士(PT)の現場では、呼吸リハビリや心音・嚥下音の確認など、聴診器を使う場面が意外と多いです。
呼吸器系や心音を正確に聴くためには、性能の良い聴診器を選ぶことが快適な臨床活動につながります。
特におすすめなのは、Littmann Classic III。
- 「サスペンデッド・ダイアフラム」搭載で、押す強さで高音・低音を連続的に聴診可能
- 背臥位・座位どちらでも音をクリアに聴ける
- 耐久性・軽量設計で長時間の使用でも疲れにくい
価格は少し高めですが、毎日使う道具だからこそ、満足度の高いものを選ぶ価値があります。
以上、『理学療法士(PT)におすすめの聴診器はどれ?』でした!


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